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やつらの到来

2011年 03月27日 22:55 (日)

 15日のお昼頃から、放射線量が急上昇しはじめた。現地により近い地点では既に、かなりの線量になっているようだ。いよいよ、放射性物質がやってきた。先兵となるのはヨウ素131だ。こいつは半減期が約8日だから、まだいい(体内に多量に取り込まれるとまずいが)。もっとも、「もと」が止まらないと、半減期そのものにあまり意味はなさそうだ。

 そして、その後にやってくるセシウム137が半減期30年とかなりやっかいである。少なくとも私の生きている間は、延々と環境中から検出されることは間違いない。

 相変わらず、問い合わせは殺到しまくり。記録された線量率は0.5~0.6μGy/hが最高で、その後0.1μGy/h以下に落ち着いた。とは言え、平常時の5倍程度の放射線がそこらじゅうにあることになる。

 放射線料率はGy(グレイ)/hで示される。TV等でよく聞くのはSv(シーベルト)であり、今回のような緊急時にはGy=Svと考えて良いとされている。ただ、この考え方だとβ線による被曝を評価していないという問題点もある(α線は体内に取り込まなければ、問題にはなりにくいから、外部被曝を論じる場合にはそれほど考慮しなくてよいと思われる)。

 まあ、上記については私もよくわからない部分があるので、これ以上触れない。ここで問題となるのは線量率とは1時間当たりの量である。すなわち、被曝量は線量率の大きさと暴露時間の積で決まる。マスコミの報道はそこを正確に伝えていない。線量率(Sv/h)と線量(Sv)をごちゃごちゃにすると、訳のわからないことになる。例えば、「1μSvを記録しました。これは胸部レントゲンの約1/50ですから、健康に影響はありません。」

 そりゃ、確かに暴露されるのが1時間ならその通り。でもそこに住んでいる人は1時間のはずがない。1日暴露されれば1×24で24μSv、2日も暴露されれば、レントゲン1回分に匹敵する。1年で150回もレントゲン撮影する人などいるかい!という、突っ込み処満載の表現だったというわけだ。「時間当たり」なのか「総量」なのかをはっきり区別して報道すべきだと思う。

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