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宗谷GT(11)

2012.08.03(22:49) 1518

第5日その2

 これらの橋には、待避所が設置されているものがある。表向きは保線員の待避所らしいが、実際は地元の人間が近道として線路を歩いていたらしく、橋を渡っているときに列車が来た場合の「退避」に利用されていたという。確かに、鉄道の橋なら最短距離だなぁ。まあ、現在ではあり得ない状況ではある。


 橋を十分に見たら、幌加駅跡地を見学した。ここは線路とプラットホームが残っており、転轍機が生きていてポイントの切り替えもできる。残っているのではなく、残されていると言った方が適切だった。保存会のメンバーによるメンテナンスがあってこそ、今見られるのである。

 それはその他の場所、例えばかつての駅前の一等地も急速に自然に還り始めているのを見れば明らかである。一部に名残は見られるけれど、国道の旧道がここを走っていたとは俄に信じがたい。しかも、ここに何百人という人が住んでいたなんて、栄枯盛衰も甚だしい。現在は糠平温泉より上に住んでいるのは2軒のみという。しかも、国立公園内なので、その人達の血縁でなければ住み続けることはできない。1軒は三股にあるカフェなので、そういう意味ではものすごく貴重なカフェだ。

 午前中いっぱいを使って見学終了。勝手に見ないで、ガイドさんを頼んだかいがあったというものだ。いやあ、大満足。ガイドさんが所属しているNPOはこの観光資源を保つために、かなりのご苦労をされているようだ。

 特に問題になるのが観光客によるゴミの投棄である。橋から投げ捨ている人がいて、拾いに行くのがとても骨が折れるので、どうせならその場(橋の上)に放置してもらいたいと、冗談交じりに言っていた。また、そのゴミを熊が漁るので、事故も多くなるという。人間がゴミを捨てると、人間=食べ物をもっていると熊が学習し、熊よけの鈴が逆に熊を呼び寄せることになってしまう場所もあるらしい。こんなところでゴミを捨てるなんて言語道断だが、そういう類の人も残念ながら存在するようだ。

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