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宗谷GT(18)

2012年 08月11日 20:43 (土)

第7日
洞爺湖~長万部~函館~青森~弘前(泊)

 早いもので、もう北海道を離れる日だ。食堂の窓から窓の外を見ると、洞爺湖がはっきり見える好天。怖いくらいに好天に恵まれたGTだった。朝食はオーベルジュの名に違わぬ質の高いものだった。

 2種類のジャムが印象的だった。これは「ジャムは果実で作る」という私の既定の概念を根底からひっくり返すものだった。一つはショウガ、もう一つはルバーブ(西洋蕗)で作られたものだ。ショウガは非常にさっぱりとした後味が残るし、ルバーブは「蕗という名前」からは想像できない普通のジャムの味だった(褒めていないような書き方になってしまったが、私の好みはルバーブの方)。山菜の蕗を想像していたので、そのギャップに驚いたというわけだ。正確にはルバーブは西洋蕗とも違うもので、食べ方は今のところジャムしかなさそうである。

 メインは温泉卵入りラタトゥイユで、地元産の野菜の恵みを存分に味わえた。おそらく、私はメニューにラタトゥイユがあっても注文しない。しかしこのラタトゥイユなら、わざわざオーダーしてもいいと思えた。数種類ある飲み物はおかわり自由で、コーヒーと牛乳をもらい、適当に自分で割ってカフェオレを楽しんだ

 ここの朝食は8時からで、かなりゆっくり目である。オーベルジュに泊まるからには、朝食も含めて食事なしの選択はあり得ない。そうなると、ここに泊まるのはなかなか旅程を組む上で難しい。もう少し朝食が早ければ、お昼前のフェリーに乗れるだろうが、この時間でそのフェリーに乗ろうとすると、相当忙しいことになってしまう。今回のように14時くらいの船にして、のんびり行くしか選択肢はなさそうだ。でも、そうした無理をしても宿泊したい施設だった。

 前述したように船は14時出航なので、余裕がある。高速道路を使わなくても良さそうである。さすがに日本海側を回るほど余裕はないから、基本的にはR37とR5を使わざるを得ない。このルートではドライビングを楽しむのはちょっと難しいだろう。

 大満足のフェニックス洞爺クラブをあとにして海まで下り、長万部方面へ向かう。R37はやはり大動脈の道路だけあって、流れは遅い。耐えきれなくなって、静狩駅の近辺で脇道にそれた。読み通りのハイスピードランで一気に長万部まで走った。後ろから営業のライトバンがついてきたところを見ると、知っている人にとっては抜け道なのだろう。このライトバンが異様に速く、必死に逃げても完全に振り切ることはできなかった。今回のGTで出会った中では間違いなく最速車だった。

 長万部で国道に戻り、R5と合流してR37は終了。海沿いの一本道となった。予想に反して車が少なく、比較的快適なシーサイドドライブができた。沿道には観光客目当てにカニを売る店が並んでいたけど、明らかに昭和時代のりであり、何となく凋落したような雰囲気が漂っていた。営業時間前だったのかな。

 

 八雲の町の中から以前走って楽しかった農道へとSLKの舵を切った。車がほとんど走っていない農道はやはり国道では味わえない楽しみがある。土産物を全く買っていなかったので、噴火湾パノラマパークへ。ここは高速道路のPAだが、外部からの利用もかなり多く、外部用の駐車スペースも高速道路用と同じくらいある。売店はあまり充実しておらず、プリンジャムを入手するくらいが精一杯だった。売店のおねいさんは「ここのところ暑くて、参っちゃいますぅ~。」と言っていたけど、関東人の私には実に快適な気候だ。ここはPAそれ自体ではなく、その隣にあるハーベスター八雲が多くの人の目当てだろうと思う。

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テーマ : ツーリングレポート
ジャンル : 車・バイク

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