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PM2.5(1)

2013年 02月23日 10:25 (土)

 まさかこんな話題で世間が騒ぐとは思わなかった。PM2.5なんて言葉は専門用語で、大気汚染関連の仕事をしている人しか知らなかったはず。これが、下手をすると流行語大賞にノミネートされそうな勢いとは、何があるかわからない。地味な業界で働いていたつもりだったのに、一躍メジャーの仲間入りか(笑。

 ただこの騒ぎ、日本にとっては一部地域を除くとほとんど中身がない。確かに中国の状況は苛烈を極め、即刻対策が必要であることは言を俟たない。しかし、こと日本への影響となると、以前、少なくとも10年前からそれほど変わっていない。中身がないのに世間が騒ぐのはやはりTVの影響だろう。

 PM2.5はその健康影響から、2009年に環境基準が設定された。そして、その時点で日本の多くの地点では環境基準をクリアできないだろうということは想定されていた。この2009年時点で一部の新聞は何回か報道したけど、TVはほとんど放映しなかったと思う。それが、今回の中国の状況だと、写真でもわかるようにTV的にかなり「」になる。霞む景色とマスクを付け、苦しそうな市民の絵は、人々に恐怖を植え付けるには十分であろう。インターネットに押され、TVの地盤沈下が言われているけど、やはりその影響は絶大である。

 マスコミの報道、特にTVを見ていると、あたかも中国の状況がそのまま日本に再現されるように思える。業界にいる私でも、良くできたフィクションだなと感心するくらいだから、一般の人ならほとんどの人が怖がると思う。

 環境省がHPで、昨年と今年のPM2.5濃度を示している。このデータは誤魔化しようがないし、誤魔化す必要もない。西日本の一部では若干今年の方が高い地域も見受けられるが、多くは同じようなものである。このデータだけでも今の状況が空騒ぎとわかると思う。

 放射性物質で、国民のリスクに対する感受性が高くなっている状況下、尖閣諸島問題から始まった対中感情の悪化、これらの下地もあって大騒ぎになったというのが、私の見方である。なので、これにて終了!でもいいのだけど、折角メジャーになったので、この際自分の考えをまとめておく意味で、もう少し書いておこうと思う。

(しばらく続きますので、興味のない人は読み飛ばして下さい。万一、ご質問があれば受け付けます。)

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