fc2ブログ

タイトル画像

レクサスIS300h試乗

2013.08.16(21:17) 1752

IMG_3754

 久々の試乗ネタ。

 レクサスISがフルモデルチェンジしたのが5月。あまり興味はなく、ろくすっぽチェックしていなかった。しかし、ある日ネットでその内容を何気なく見ると意外に良くできているような気がしてきて、実物が見たくなった(買わないだろうけど)。

 GT記が長くなったので、もう半月以上も前の土曜日の午前中、買い物ついでに家人を伴いレクサスディーラーへ。レクサスのディーラーは私の知る限り混雑とは無縁。この日も例外ではなかった。いろいろ言われてはいたけど、寸分の隙もない接客は相変わらずである。CTだとかHSだとか、かなり庶民的な(高いけど、比較の問題ね)車種も出しているから、客層が変わったかと思っていたけど、そうでもなかったようだ。


IMG_3755  外に試乗車が2台と室内に展示車が1台。展示/試乗車の充実もさりげないけど、立派なサービスである。暑かったのでとりあえず室内へ。外観のデザインについては素晴らしいとまではいかないが、それほど悪くはないと思った。ただこのフォルムなら2ドア(クーペ)があればそちらのほうが良さそう。仮に自分で買うとすれば4ドアである必要は全くないから、2ドアの出現が待たれる。

 室内に目を移すと、複雑で凝り過ぎとも感じそうなインパネの造形である。シートの出来が良いのか座った感じは悪くなく、私は好みだった。メーターもようやく中途半端な手抜きがなくなり、精緻でかなり良い感じ。シートに関しては、助手席に座った家人もしっくりして良いとのコメントだった。

 営業氏としばらく話をしたところ、さすがレクサスの営業。こちらの質問に全て即座にしかも的確に答える。営業マンにうるさい家人も感心していた。折角なので試乗に繰り出すこととなった。試乗グレードはFスポーツ。ちなみに、ISなら300h以外には買う意味が私には見出せない。V6の350が動力性能では良いだろうが、それな別の車種にもっといいのがある。やはりレクサスはハイブリッドにその真価があると思っている。

IMG_3756 ハイブリッドに搭載されている4気筒エンジンCVTのフィーリングがどうかが最大の興味である。試乗コースは市街地をちょこまか走るだけだから、本当に知りたいことはよく分からないだろう。動力性能は一般的には不満のないレベルであったけど、決して十分とは言い難かった。回転が上がるとエンジン音が多少ガサツで、4気筒の馬脚を表してしまうのがちょっと残念だった。加速も気持ちいいというほどではなく、もう少しスポーティに振ったハイブリッドがいいなぁ。遅れて出ると言われているこれのクーペはそうした味付けになるか興味深い。

 そしてCVTのフィーリング。大きな違和感は覚えなかったけど、やはり好きになれない。このミッションでは運転の楽しさを私は感じることができないと思われた。この辺は個人的な感覚で、私の拙い語彙ではうまく表現できない。多分、回転数が上がり、ギアが変わって回転が落ち、再び回転が上がっていく、という従来の感覚が好きなのだろう。要は、古いアナログ人間なのだ。ハイブリッドには魅力を感じるし、興味があるのだけど、CVTとセットだとちょっとダメだなぁ。

 ハイブリッドが一番得意な市街地で不満が出るはずもなく試乗は終了。実用燃費は14~15km/L程度らしく、そのくせ燃料タンクが66Lなので、非常に足が長い車である。内装の好み、レクサスのサポート体制も手伝って、ある意味GTには最適の一台かもしれない。とても楽に走れるだろう。ただしここがクセモノだが、私が求めているのは安楽なGTではなく、走って楽しいGTなのである。

 私はもうしばらくは「仕事」を人間に求める車(SLKもかなり楽だけど)に乗っていたいので、今これを買うことはない。ただ、将来的にはあるかもしれないことを感じさせる一台であった。

スポンサーサイト




TTRSを走らせろ -anytime, anywhere-


<<京都・倉吉ツーリング(1) | ホームへ | オイル交換>>
コメント
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://masqurin.blog85.fc2.com/tb.php/1752-4a12d3d1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)