八代市街でR3に突き当たってR219は終了。これほど走れるならR219も楽しい。ここらからしばらく市街地走行。K14で天草への入口である宇城を目指す。K338を経由してR266へ。デコポンのふるさとである不知火にある道の駅に立ち寄った。なかなかおみやげ品が充実していて、早々にお土産を買った。これで後で慌てずに済む。
第一の橋である天門橋を渡って天草入り。この橋は老朽化のため、架け替え工事が進行していた。陸続きなのはこの橋だけなので、たしかに重要なポイントである。この頃になるとようやく雨があがって太陽が顔をのぞかせすらしてきた。次々と橋を渡って本日の宿へ。天草五橋と呼ばれているけど、それ自体はあまり大したことがないと言われている通り、渡ってしまうとあれっという感じ。30年近くも前にこの地を訪れたときは橋に感動したような記憶がある。感性が鈍ってきたか。
本日の宿はその天草5号橋のたもとにあるホテル竜宮。家人が良さそうだと探してきて価格を調べると、安いプランなら何とか予算内におさまりそうだったので、即予約した。これまでの宿より2ランクは上のホスピタリティで、特に食事は絶品だった。私の中でこれまで絶対的に一定以上のサービスが提供され、その上でコストパフォーマンスで横綱を張っていたのが洞爺湖フェニックス倶楽部。これと並ぶレベルだった。これで北と南にそれぞれ横綱が配置された状態になった(そう簡単には行けないのが残念だ)。
伊勢海老や鮑も地の物らしいが、なんといっても蛸が素晴らしかった。その煮付けはどうやったらこんなに柔らかくなるのか、本当に柔らか煮という名前通りだった。もちろん良い蛸だが、ポイントはその煮方らしくその方法は企業秘密らしい。部屋はデザインコンシャスでかなりオシャレなものであった。