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千載一遇GT北海道2014(16)

2014.08.11(20:56) 1961

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 5時起床。5時20分に歩いてすぐのネイチャーセンター(だったか)に集合して出発した。前回は私一人だったが、今回は4人。早朝ツアーは橋のみの見学である。前回に一通り見学しているので、私にはむしろその方がありがたかった。


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 今年は糠平湖の水が非常事態と言えるほど少なく、普段は湖底にある木の切り株が露出していた。なぜ切り株かというと、湖底に沈むことがわかって全て伐採して売り払った名残なのだ。水中にあるとキノコやコケなどが生えないので、木が腐らないのだという。実際に50年ほど前の切り株なのに、完全に原型をとどめたまま残っていた。

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 普段は湖底である部分を歩いて目を上げると、そこには一糸纏わぬ姿のあの橋が。もう、お分かりのことだと思うが、あの橋とはタウシュベツ橋梁である。緑の絨毯から生えた橋を見ることができるのはめったにない。ガイドさんによると、1996年以来のことだという。これこそ千載一遇である。もう、生きている間に見ることはできないと思う。今回のGT記、タイトルはネタ切れで、単に「北海道2014」にしようと思っていた。しかし、この邂逅により、すんなりとタイトルが決まった。

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 それにしても、崩壊は着実に進行しており、まさに滅び行く橋である。鉄筋がむき出しとなり、垂れ下がっているのがわかると思う。これは今年にそうなったわけで、おそらく冬を越すとこれは地面に落下するだろうと、ガイドさんが語っていた。

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 この橋は主として費用の面から保存はしない(できない)ことが決定している。観光的な価値は認められるものの、土木工作物としての価値はそれほど高くないため、文化財指定もされなかったという、悲劇の橋とも言える。水没すること、徐々に壊れていくところに何とも言えない価値が生じているように思えるから、逆に保存されると個人的には価値が半減する気がする。

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 橋の周りを一周し、通常ではできない糠平側からの写真も撮れた。橋脚部分を見ると、根元の部分はほとんど腐食されていない。この部分は通常であれば土に埋まってる状態なので、ほぼ原型をとどめていたという。それがこの渇水により、根元部分の土が川の流れで削られたため、むき出しになったわけだ。あらゆる部分から自然の攻撃(とはいえ、糠平湖は人造湖だが)に曝されている。

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 およそ2時間、中身の濃いツアーだった。極めて貴重な体験ができた。リアルタイムに情報をくれたH氏に厚くお礼を申し上げる。

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コメント
末永く残って欲しいと思う反面、人間の手で修繕するのは反対という
相反する複雑な気持ちですね。
チンケなフレーズですが、この橋には強烈にロマンを感じます。

破損部の鉄筋は、写真で見る限り昨年も全く同じ状況でした。
多分、ガイドさんの勘違いだと思います。

【2014/08/19 00:03】 | ハリソン #JSlyrjWk | [edit]
私も全く同感です。滅びの美学とでも言うのでしょうか。
破損部分はそうでしたか。次は見られるかどうか・・・。
【2014/08/19 19:22】 | ていしあ #- | [edit]
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