ドアロック


私が免許を取った時代は、車に乗ったらドアロックがなかば常識であった。その意味は主に事故時にドアが開いてしまわないように、という安全性から言われていたのだが、これには賛否両論があった。賛成派は上記の理由を、反対派は閉じこめられた時に外から開かないと救出ができない、という趣旨のことをそれぞれ主張していた。
反対派の主張によると、外国ではそのような習慣はなく、ドアロックは救出の拒否に繋がるという。日本では特に高級車を中心に、自動ドアロック(走り出すと自動的にロックされる)が標準装備されて来たが、そのような声に押されたのか、現在でも採用は一部車種に限られているのではないだろうか。追い打ちをかけるように、(男性ドライバーが)女性を乗せた場合に、自動ドアロックが作動すると、いかがわしい目的に勘違いされる、とさえ言われ、踏んだり蹴ったりの装備であった。

ところが、SLKにはこの自動ドアロックが標準で装備されており、15km/h以上になるとロックされる。ただし、作動させないように設定が可能である(記憶違いじゃなければ)。ドアロック反対派(今でもいればの話しだが)が、青くなって怒りそうだが、メルセデスが堂々と採用しているのは時代の変遷というものだろうか?
まず、ドアロックの安全性が事故時のそれから、治安上のそれへとシフトしていることが考えられる。また、ロック解除の手間を省くため、内側からドアノブを引けばそのままドアは開く。この仕組みは、スバル車にも採用されており、何も威張るほどのことでもない。女性の皆さん、ドアロックされてもワンタッチで脱出可能ですから、ご安心を(笑。
ただ、事故時の救出のため、外部からどのように解錠するのかは謎である。 ドアを強引に壊すのかも知れない。
ロックされると、ロックピンは完全に隠れてしまう。これは外から物理的にロック解除されるのを、多少なりとも防ぐ役割があると推測する。では解錠だけはどうやってするのか?それはドアロックボタンがダッシュボードにあり、これで行う(私は動作確認以外では触ったことがないが)。
ドアロックについては、どちらかというと、自動車としての安全という考え方から、セキュリティの意味合いへと考え方が変わっているのだろうと思う。それも含めて、「安全性」ということなのだろうか。
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コメント
- 車速感応ドアロック
- メルセデスの車速感応ドアロックは、衝突時には自動的に解錠されるようになってるそうですよ。なので、ドアロックが救出の妨げになることはないようです。
- masaさん
- 貴重な情報、ありがとうございます。
なるほど、よく考えられていますね。このシステムで、外部からの救出問題を解決、さらに内側からは解錠操作なしにドアをあけられることで、女性閉じこめ?問題を解決、その上での自動ドアロックでしたか。
恐れ入りましたという感じです。


